ネイルサロンで成功するためには、まず「目的」を明確にすることが欠かせません。
もちろん事業計画の作成や資金調達、
ネイリストとしての技術習得など、取り組むべき課題は多いです。
しかし、その前にオーナーとして「このサロンを通じて自分がどうなりたいのか」「何を実現したいのか」という“軸”を持つことが、すべての出発点になります。
なぜなら、この部分があいまいだとサロンの方向性が定まらず、集客の戦略も、スタッフ育成の方針も、日々の意思決定もぶれてしまうからです。
たとえば、独立した理由が
- 「自分の好きなデザインを追求したい」「お客様と距離の近いサロンで自由に働きたい」のであれば、自分自身が施術に集中できる少人数制のサロンが向いています。
- あえて人を雇う事などは避けた方がいいです。
- 「施術はスタッフに任せ、自分は経営やマネジメントに注力したい」のであれば、採用や教育体制、仕組み作りが優先課題になります。
- 1〜2店舗程の運営で現場を任せるもしくは特定のお客様に入るくらいのスタンスになります。
- 「将来的には複数店舗を展開し、地域ブランドとして認知されたい」のであれば、初期段階から資金計画や店舗運営マニュアル作りなど会社としての組織論が必要になってきます。
このように「何のためにサロンを持つのか」によって、準備すべきことも、
力を注ぐべきポイントもまったく異なります。
ビジネスとして成功しているサロンオーナーの多くは、技術力が飛び抜けていたから成功したのではなく、「自分の目的」を明確にし、その目的に沿った経営をしたからです。
ネイルが好きだから開業する──
その気持ちはとても大切ですが、経営はそれだけでは続きません。
だからこそ、最初に立ち止まって「私はオーナーとしてどうありたいのか」
を考えて行動する
事はとても大切な事になります。